










- 1.概要
●幸区役所では、区民が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる地域の実現をめざし、地域住民とともに「幸区ご近所支え愛モデル事業」を平成27年度から実施しています。
●事業を推進することにより、幸区における地域包括ケアシステムの構築に寄与することを目的としています。
- 2.取組の経緯等
(背景・課題)
●幸区の平成27年1月1日現在の高齢化率は21.2%住民基本台帳をもとに計算)で、新川崎エリアの再開発がすすみ、人口流入が加速している一方、すでに高齢化率が50%を超える地域もあります。
●平成26年度区民アンケートでは、これからの高齢社会において地域で必要だと思うことは、「近所での助け合い」が最も高く、次いで「気軽に相談できる人や場所」との結果が出ています。
●近所付き合いは希薄傾向にあり、地域から孤立する高齢者が増えていくことが予測されるため、地域の互助機能の強化、地域の支え合いの充実が必要です。
(取組のポイント)
●それぞれの地域で暮らす区民が主体となり、区役所が関係機関をコーディネートしながら、近隣住民がお互いに支え合える地域づくりをすすめます。
- 3.関係機関・取組団体
地域住民(町内会・自治会、民生委員児童委員など)、地域包括支援センター、社会福祉協議会、区役所
- 4.取組内容・内容
町内会・自治会単位で地域住民が主体となって「支援対象者」に日頃の声かけや地域行事の参加を通じて、地域の互助機能の強化、地域の支え合いの充実を目指します。取組内容は次の通りです。
推進会議(年4回開催)
●モデル事業実施状況の報告と情報共有、実施に当たっての課題の協議
●今後の事業展開に向け、モデル事業に取組む際に参考となる事例集の作成
モデル地区部会(3地区でモデル実施 年4回開催)
●モデル事業の支援を必要とする支援対象者の把握
●支援対象者に向けた支援内容の検討及び実施
講演会(年2回開催)
区民に対して、地域包括ケアシステムの普及啓発を図る
①第1回「住み慣れた地域で安心して暮らすために~わたしたち一人ひとりにできること~」
講師:中澤 伸氏(川崎聖風福祉会事業推進部長)
②第2回「住み慣れた地域で安心して暮らすために~地域で行う見守り・助け合いの実践~」
講師:牧岡 英夫氏(共育ひろば主宰・元愛泉ホーム職員)
「ご近所支え愛モデル事業」イメージ図
(取組の効果)
●モデル事業を推進していくうえで、支える側支えられる側双方の健康寿命の延伸を図り、地域コミュニティの活性化が期待できます。
●地域による自主的な助け合いを活性化させていくことで、地域のつながりを再確認し、幸区における地域包括ケアシステムの構築に寄与することができます。
- 5.今後の展開
地域包括ケアシステムの推進にあたり、本事業の拡大実施を順次図ります。
- 6.担当部署
川崎市 幸区役所高齢・障害課
(電話)044-556-6619 (FAX)044-555-3192