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編集者が行く!
みぢかなちけあ
2024年3月19日
地ケアに関するイベントに参加し体験や感想、主催者の思いをお伝えします。 「私たちの思いも!」という方もお待ちしております。ぜひお声がけください!
第21回しあわせを呼ぶコンサート |
2024年2月07日
4年ぶりの開催となる「しあわせを呼ぶコンサート」に行ってきました。詳細はこちら
今年は「宮前区地域包括ケアシステム推進イベント」と一緒に開催され、多くの方が集まりました。
しあわせを呼ぶコンサートは、「ベートーベンの『第九』を原語で歌いたい」という障害者施設に通う一人の男性の想いを受けて、宮前区内在住の音楽家の方々と区内の福祉施設関係者の皆様のご尽力により実現しました。障害者福祉の増進に理解のある音楽家の方々が、福祉施設を巡回して合唱指導を重ねるとともに、施設においても作業中にも曲を流してメロディー、歌詞を覚えようと練習を重ねてきました。施設の皆さんが一流の演奏家とともに舞台に上がりその成果を披露します。(宮前区公式サイトから抜粋)
第1部の合唱ステージでは、馴染みのある「365日の紙飛行機(AKB48)」から始まり、客席も一緒に手拍子をしたり口ずさんだり、それぞれにステージを楽しんでいました。そして、メインのベートーベン「第九(交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」より抜粋)」がはじまると、先ほどまでの雰囲気ががらりと変わりました。迫力のある合唱で、障害のある人もない人も共に原語(ドイツ語)で歌う姿は力強く、とても輝いていました。
客席では大きな拍手を送る方や歓喜の声を上げる方、涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。私も4年ぶりの感動に「本当にしあわせを呼ぶコンサートが戻ってきた」と実感しました。
第2部のゲストステージも楽しかったです。ソプラノ冨平安希子さん、メゾ・ソプラノ富岡明子さん、テノール村上公太さん、バス・バリトン狩野賢一さんによる本格オペラは、司会の永井邦子さんがオペラを分かりやすく説明してくださり、まるでお芝居を見ているように楽しむことができました。ピアニスト山田武彦さん演奏の「子犬のワルツ」も素晴らしかったです。ステージの最後には、障害者施設の方から演者の皆さんへプレゼントがありました。音楽や歌を通しての交流は、私たちをとても暖かい気持ちにしてくれました。
最後に客席合唱ステージがあり、ステージのゲストと客席のみんなで「世界に一つだけの花」「花は咲く」を一緒に歌いました。私も合唱団の一員になったような気分で楽しく歌いました。開催のご挨拶で、宮前区長と実行委員長が「夢のようなコンサート」「この夢のようなコンサートは宮前区の誇るイベントであり、宮前区の宝物」とお話していました。本当にそのとおりの素晴らしいコンサートでした。
ホールを出ると「宮前区地域包括ケアシステム推進イベント」が行われていました。パネル展示やマルシェがあり、施設や作業所で作られた色鮮やかなかわいい小物、美味しそうなパンや焼き菓子が販売されていました。またミニ講座や体験コーナー(音訳体験・手話体験・知的障害疑似体験・認知症VR体験)もあり、話を聞いたり体験することで気づくことがありました。イベントのテーマである「ちがいに出会い 人に出会い つながる」のとおり、地域包括ケアシステムや障害のある方への理解につながる素敵なイベントでした。